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日々の萌えと出来事を思いついたままにツラツラと綴っています
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ロロ
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ゾロとサンジは芸能人で、ゾロがちょう売れっ子モデルで、サンジが芸能人成り立ての駆け出し中のモデルで、二人は最初は悪印象だったんだけど、だんだん仲良くなって、すっごく仲良くなっていって、今は親友と呼べる仲になってる、って設定で。

 

はじまりはじまり


+ + + + + + + + + +



芸能界に入って、まだそんなに経ってないのに、今俺は結構な売れっ子モデルになっている。
ま、俺のこの美貌があれば、当たり前のことだけど。
でだ。今日はちょっと有名なメンズ雑誌の表紙の撮影にスタジオに来ている。
今は楽屋でのんびりタイムなわけだが、もとが一般人な俺は、未だにこういう空間というか時間に慣れない。
そもそも、常に動いていたい性質なのだ。何もしない、というのが一番苦手で、こういうときは誰かに電話したりしたいんだが、それも今はもうできない。
前に一回旧友に電話して、今自分がモデルをやってるってことをそいつにうっかりもらしたら、ミーハーな旧友があちこちに俺の携帯番号を広めてしまい、えらいことになった。
それ以来、芸能界の人間以外への連絡を一切させてくれなくなったのだ。確かに迷惑かけたけどひどすぎる仕打ちだと思う。ウソップはマネージャーとしてはすごくいい働きをするし、いいやつだとも思うけど、ちょっと堅物なところがあるというか、臆病というか。
そんなこんなで、今俺は暇つぶしをひどく求めていた。
あまり楽屋を出るな、とも言われているのだが、ちょっとくらいはいいだろう、と、廊下に出てみる。
殺風景な廊下。同じ形同じ色の扉が連なっている。その扉に手書きのプレート。俺の扉を見て、「サンジ様」と書かれていて、様付けにちょっと笑いが込み上げた。
ふと、騒がしい隣の扉に目をやる。
そこに書かれた同じく様付けの文字をみて、俺はニヤリと微笑んだ。

すぐに部屋へと戻った俺は、慌てて机の上の携帯をひっつかむ。
パチンと軽快な音を鳴らせながら、折りたたみ式の携帯を開き、物凄い速さで親指を動かしていった。
件名もいれずに、本文だけ。たったひとことだけのメールを送った。 
『すぐに返事くれ』
あいつはああ見えて、意外に律儀なんだよな。普段はいくらメール送ってもなっかなか返ってきやがらねぇが、ちょっと急を要するような内容だったら速攻で返してくる。
すぐに、なんて言葉を入れておけば、確実にすぐ返ってくる。
案の定、送って数分も経っていないのに、着信音が鳴り響いた。
『なんだ』
罠にまんまとはまってくれた。さっきまで憂鬱だったのが嘘のように、気分がいい。
『死にそう』
パパっと打って、速攻返信。
あいつのいる楽屋側の壁に耳を近づける。
壁越しにあいつの着信音がなっているのが聞こえた。しばらくすると、再び俺の携帯が鳴り出す。
『じゃあしね』
しね、くらい漢字変換させろよ、このバカマリモ、とか思いつつ、まんまと返信してきたこいつに笑いが止まらない。
絶対にそうくると思ってたぜ!
ニヤリと笑いながら、そっと携帯を閉じた。

5分が過ぎる。
10分、15分と、更に時が過ぎていく。
俺がメール返信にこんなに時間をかけたことなど、あいつ相手にいまだかつてない。
しかも、すぐに返信してくれ、死にそう、で止まっているメール。
すぐに、で本当にすぐに返信してきちまうばかなあいつなら、絶対に気になっているはずだ。
案の定、20分が過ぎる手前で、俺の携帯がけたたましい音をあげた。
着信の表示の下に、ゾロ、という文字。
爆笑したいのをこらえ、ゆっくりと電話に出た。
「なんだよ、どうした、ゾロ」
『・・・は?』
「ん?」
『・・・』
さっきのメールが気になって電話をしてきたことくらい百も承知ですっとぼけてやる。
当然の沈黙。
このままだと、なんでもねぇとか言って電話をきられちまうから、渋々口を開いた。
「あ、ひょっとしてさっきのメールか?死にそうに暇だって送ったやつ」
わざと、内容を言う。ちょっとハッキリと大きな声で。
『・・・ひまだぁ?』
「なんだよ、暇つぶしの相手でもしてくれる気になったんじゃねぇのかよ?」
『・・・んなこと書いてなかっただろ、メールに』
当然の答え。だって、打ってねぇもん。
「あぁ?マジで?」
おっかしーなーとか白々しい嘘をつく。
こうなるように、打たなかったのだから。
当然、ゾロはチッっと舌打ちをして、もういい、とか言い出した。
「あ、ちょっと待てよ、きるなって!」
『・・・まだなんか用があんのかよ』
「な、ゲームしようぜ!」
『はぁ?』
「隣の楽屋は誰でしょね、ゲーム!」
はぁ、と大きなため息と、あほか、という心底あきれた声が返ってきた。しかし、ここで電話はきらせない。
「テメェがドンピシャで当てられたら、今日の飲み代は俺が出してやるよ!俺お手製のつまみ付きでな!」
一つ言い忘れてたが、俺は料理がすんごく上手い。で、その俺の手料理を、こいつはいたく気に入っている。
よって、この申し出をこいつが断るはずがないのだ。
「な、俺が勝ってもつまみは作ってやるからさ、いいじゃねぇか。どうせ暇なんだしよ」
この一言で、確実におちた。
『・・・付き合ってやるんだ、そこそこのもん作れよ』
いやいや、といった感じだが、それなりにやる気にはなってくれたみたいだ。
「よっしゃ。じゃあ始めるぞー。まず、壁にみみつけてみ」
『なんでfだよ』
「おと聞くためにきまってんだろうが。意外と音でわかるもんだぜ」
そういうと、ゾロが移動する音が携帯から聞こえてくる。ガタガタっという音と、壁から何かがぶつかる音が聞こえてきて、耳をつけたんだな、ってことが分かった。
「トントントンって三回叩いてみ」
壁から一番遠い位置に立って、少し声を潜めて話す。
「三回叩いたら、壁がちょっと薄くなって聞き取りやすくなるんだぜー」
『は?んな仕掛けねぇよ』
「いいからやってみって」
『やらねぇよ。隣のやつに迷惑だろうが』
トントントン
ブッ!
やらねぇよ、と同時に叩かれた壁に、思わず噴出しそうになるのを必死でこらえる。
『・・・あ?おい、ちょっと待てよ・・・』
「なん、だよ・・・」
もう笑いをこらえるので必死だ。
ドンドンドンっ!
さっきとは打って変わって、力いっぱい壁を叩いてくる。
最初のとんとんとんが遠慮がちにそっと叩いていたのだと分かると、更に笑えてきた。
『・・・ってめ!!ちょっとそこでじっとしてろ!!!』
ブツン、と通話が切れたと思ったら、隣の扉が激しく開け閉めされる音と同時に、俺の部屋の扉がバーンっと音を立てて開いた。
「なにか御用ですか?ロロノアさん」
ニヤリと笑いながら、仁王立ちのゾロを見た。
「ってめ、わざと・・・」
その言葉を遮るように、
「そんな仕掛けなかったんじゃなかったっけ?」
と、壁を軽くとんとんとん、と三回叩きながら言ってやった。
「・・・!!」
「おまえの、ま・け!」
ふふん、っと鼻で笑いながら、指をさす。
チッっと舌打ちしながら、いかにも壁なんて叩かなければよかったという顔をするので、そんなゾロの顔のまん前に携帯電話を持ってくる。
「残念ながら、メールを返した時点でお前の負けは決まってたんだよ」
いたずらが成功し、非常に嬉しい。
きっとそんな顔をしていたのだろう、軽く顔を小突かれた。
そして、そのまま、ズカズカと自分の楽屋へと、ゾロは姿を消した。

へっへ。
いい暇つぶしになったぜ!

おわり。




えっと、その、これ、本当に全然もえなくて、終わりがなんだかしっくりこなくて、で、こっからも一回もんもんと妄想してたら、鏡ネタが出来上がって、そっちの方がもえたから日記に書いたはず・・・なのに、何やってんだ、私。
てか、ssにしちゃうんなら、もっと真面目にやって、拍手にすればよかったと。
とんとんとん、あたりで気が付きました。
ばかなこ、とののしってやってください。
しね、ってさげすんでやってください。

死にそう・・・

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